- 一人暮らしの電気とガスセットで安くする方法はある?
- 一人暮らしの電気代を安くする電力会社を比較してみたい
- 一人暮らしにおすすめのガスセットは?
- 一人暮らしで電気ガスをまとめるメリット・デメリットは?
一人暮らしをしているが電気代が高いような気がする。
そんなときは新電力会社へ切り替えることで、電気代が安くなる可能性があります。ガスとのセット割ならばさらに料金がお得になるため、検討してみる価値は十分にありますよ。
この記事では一人暮らしの電気代・ガス代の平均金額から、一人暮らしにおすすめの電力会社についてまとめています。
一人暮らしの電力会社の選び方についても解説しているため、ぜひ参考にしてください。
一人暮らしの電気代・ガス代の平均金額
まずは一人暮らしの場合、月々のどのくらいの電気代・ガス代がかかるのか把握しておきましょう。
もともとどのくらいかかるかがわかっていないと、セットにしたとき本当にお得なのかどうかがわかりません。
一人暮らしの1ヶ月の電気代(地域別)
地域 | 電気代/月 |
北海道・東北 | 6,463円 |
関東 | 5,594円 |
北陸・東海 | 5,956円 |
近畿 | 5,641円 |
中国・四国 | 6,186円 |
九州・沖縄 | 5,554円 |
家計調査の資料を参考にすると、だいたい月6,000円前後が一人暮らしの電気代の目安となります。
エアコンを使う季節は電気代が高くなることが多いため、節約を考えるならばエアコンをよく使う夏と冬の過ごし方がポイントになってきます。
一人暮らしの1ヶ月のガス代(地域別)
地域 | ガス代/月 |
北海道・東北 | 2,931円 |
関東 | 2,422円 |
北陸・東海 | 2,373円 |
近畿 | 2,494円 |
中国・四国 | 2,379円 |
九州・沖縄 | 2,665円 |
ガスには「都市ガス」と「プロパンガス」の2種類があります。
同じガスでもだいぶ値段が変わってくるため注意しましょう。
たとえば、東京でガス10㎡を使うと、以下のような値段となります。
- 都市ガス 2,212円
- プロパンガス 7,431円
電気ガスのセット割を契約する際は、どちらのガスに対応しているかも忘れずにチェックしておきましょう。
一人暮らしにおすすめの電気・ガスセットの電力会社
さまざまな電力会社の中から、おすすめの電気・ガスセットの電力会社を5つピックアップしました。
おすすめポイントを参考に、自分に合いそうな電力会社を選んでください。
東京ガスの電気
東京ガスの電気では、電気ガスのセット契約で電気代がお得になります。
セット割は電力料金が0.5%オフとなるため、これまで東京電力に契約している人ならば確実に安くなります。
また、電気料金の支払い1,000円につき15ptがつき、さまざまな提携ポイントに交換できます。
基本情報
運営会社 | 東京ガス株式会社 |
基本料金(税込) | 30A:858円 40A:1,144円 50A:1,430円 |
対応エリア | 東京電力・中部電力・北海道電力管内 |
セット割 | 電力量料金が0.5%割引 |
違約金 | なし |
CDエナジーダイレクト
CDエナジーダイレクトは毎月の電気料金に応じてポイントが貯まります。また、電気とガスのセット契約だとどのプランでも料金の0.5%割引が適用されます。
電気やガスの料金や使用量が確認できる「カテエネ」が使えたり、ポイントが貯まったりと、料金が安くなるだけでなく、さまざまな特典がつきます。
基本情報
運営会社 | 株式会社CDエナジーダイレクト |
基本料金(税込) | 30A:802.98円 40A:1,070.64円 50A:1,338.30円 |
対応エリア | 東京・神奈川・埼玉・千葉・栃木・群馬・茨城・山梨・静岡県の富士川以東 |
セット割 | 基本料金および電力量料金(燃料費調整額を除く)の0.5%相当を割り引き |
違約金 | なし(一部プランにはあり) |
おうちでんき
おうちでんきはソフトバンクユーザーにおすすめの電力会社です。ソフトバンクが運営しているため、スマホ料金もお得になります。
電気とガスをセットで申し込むとガス代が約8%お得になり、ソフトバンク1回線につき月110円割引になります。
基本情報
運営会社 | SBパワー株式会社 |
基本料金(税込) | 30A:858円 |
対応エリア | 東京電力・関西電力・中部電力・北海道電力・東北電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力管内 |
セット割 | ガス代が約8%割引 |
違約金 | なし(解約事務手数料が550円) |
東急でんき
東急でんきは、東急線沿線の定期利用者向けの割引がある新電力会社です。さらに東急ストアでお買い物をしてもポイントが貯まります。
東急でんきは電気代もガス代も大手より安く設定されているため、乗り換えることでお得になる人がほとんどです。
基本情報
運営会社 | 株式会社東急パワーサプライ |
基本料金(税込) | 30A:803円 40A:1,089円 50A:1,320円 |
対応エリア |
|
セット割 | 年間でおよそ2.4%割引 |
違約金 | なし |
LOOOPでんき
LOOOPでんきは価格・サービス満足度第1位を獲得しています。基本料金が0円のため、あまり電気を使わなかった月も電気代が無駄になりません。
一人暮らし向けの「おうちプラン」が用意されているため、一人暮らしでも電気代・ガス代がお得になる可能性が高いです。
基本情報
運営会社 | 株式会社LOOOP |
基本料金(税込) | 0円 |
対応エリア | 全国10電力エリア |
セット割 | 電気の重量料金が約2%割引 |
違約金 | 0円 |
一人暮らしにおすすめの電力会社の選び方
電力が自由化になってからたくさんの電力会社が登場しました。
こんなにたくさんあると、どれを選んで良いのか迷ってしまう人も多いと思います。
そこで、一人暮らしにおすすめの電力会社の選び方についてまとめました。これから乗り換えを考えている人は、ぜひチェックしてください。
①基本料金の安さ
電力会社を選ぶ際にまず確認してほしいのが基本料金です。
基本料金は電気を使用しなくても毎月必ず発生します。電力会社によって価格は異なりますが、だいたい数百円から数千円が相場となっています。
最近は基本料金が0円の新電力会社も増えています。
基本料金が0円ならば、電気をまったく使わなかった月は電気代が抑えられます。基本料金が0円と1,000円の会社があれば、それだけで1年で12,000円も差が出てきます。
ココがポイント
②従量料金の安さ
電気料金は基本料金と従量料金の合計で決まります。
従量料金がいくらかも電力会社によって異なります。
120kWh | 120~300kWh | 300kWh以上 | |
東京電力 | 19.52円 | 26.00円 | 30.02円 |
Looopでんき | 26.4円 | 26.4円 | 26.4円 |
ENEOSでんき | 19.88円 | 24.54円 | 26.22円 |
そのため、同じアンペア数で契約していても、電気代に差が出てきます。
どこが安くなるかは自分がどのくらいの電気を使っているかにもよります。
③電気とガスのセット契約
電気とガスをセットで契約することで、料金が割引になることが多いです。
たとえ、電力会社やガス会社を乗り換えたとしても、供給されるガスや電気の品質は変わらないため、こだわりがないならば安い方に切り替えてしまいましょう。
セット契約のメリット
- 電気代だけでなくガス代もお得になる
- 電気とガスの請求をまとめられる
月々の割引額が小さくても、何年か続けていればそれなりの金額になります。
電気とガスの切り替えはWEBから簡単にできるため、現在の契約よりも安くなりそうならば検討してみましょう。
④特典やサービス
料金を確認することは必須ですが、どのような特典・サービスがあるかも必ず確認しておきましょう。
電力会社の中には料金が割引になるだけでなく、さまざまな特典を用意しているところも多いです。
たとえば、ローソンと三菱商事が提供するまちエネは、電気代1,000円につきポンタポイントが10pt貯まるようになっています。さらにLチキやハーゲンダッツなどと交換できるローソンの無料クーポンももらえるため、かなりお得です。
ココがポイント
場合によっては割引額よりも、こうした特典でもらえる金額のほうがお得なこともあるため、必ずどんな特典があるかは確認しましょう。
⑤解約金の有無
解約する際に解約金がかかるかどうかも確認しておきましょう。
ほとんどの新電力会社は解約金・違約金がかからないようになっているため、そこまで気にする必要はありませんが、中にはプランによって解約金がかかる場合もあります。
解約金や違約金がかかってしまうと、せっかくお得になった分が無駄になってしまうため、必ずチェックしておきましょう。
解約金がかかる電力会社
- auでんき:1年未満の解約で2,000円
- ソフトバンクでんき:いつ解約しても500円
- ENEOSでんき:2年契約のみ1,000円+税
- HTBエナジー:1年未満の解約で2,000円+税
- J:COM電力:最大20,000円
一人暮らしで電気代を節約するコツ
一人暮らしで電気代を節約しようと思ったときは、まずアンペア数を確認してみましょう。
電気をあまり使っていないならば電力会社のアンペア数を変えることで電気代が安くなります。
東京電力の場合
- 20A…572円
- 30A…858円
- 40A…1,144円
このようにアンペア数によって基本料金が変わります。
一人暮らしならばだいたい30Aあれば問題なく生活できます。
契約を確認してみて40A以上になっているような場合は、30Aに変更することで電気代を抑えることができます。
ココがポイント
一人暮らしの電気に関するよくある質問
一人暮らしをする上で電力会社を乗り換える際によくある質問をまとめました。
Q.一人暮らしにおすすめの電力会社は?
セット契約するならばCDエナジーダイレクトや東京ガスがおすすめです。電気代とガス代の両方が割引されるため、今よりも料金が安くなる可能性が高いです。
よく電気を使う場合は基本料金が0円のLOOOPでんきやONEでんきなどもおすすめです。
Q.一人暮らしは何アンペア必要?
一般的に30Aあれば問題なく生活できます。
家電をあまり使わないならば20Aでも十分なこともあります。アンペアが高いほど一度に多くの電気が使えますが、その分基本料金も高くなってしまいます。
自分がどのくらい電気を使っているか把握して適切なアンペアを選びましょう。
Q.ガスとセット割にするメリットは?
電気とガスをセット契約するメリットは料金が安くなることです。
これまでと変わらずに生活していても月額料金が安くなるため、乗り替えた方が絶対にお得です。また、請求書もひとつにまとめられるため管理しやすくなります。
引っ越すときの手間が省けるというメリットもあります。
Q.切り替えれば必ず安くなる?
一人暮らしの場合、もともと使っている電力量が少ないと、電気代が安くならない可能性もあります。
ただ切り替えることで他のポイントがたまったり、特典があったりするため、今よりもお得になる可能性は十分にあります。
まとめ
一人暮らしをしていて平均よりも電気料金が高いようならば、電力会社の見直しをおすすめします。
電力自由化により、さまざまな新電力会社があるため、今よりも料金がお得になる可能性が高いです。また、電力会社によりさまざまなプランを用意しているため、ライフスタイルに合わせたプランが選べます。
切り替えはWEBや電話で簡単に行え、工事の必要もありません。
毎月の支出を少しでも抑えたい場合は、ぜひ検討してみてください。