- 東京ガスの電気のメリット・デメリットは?
- 東京ガスの電気は一人暮らしでもお得?
- 東京ガスの電気の評判・口コミは?
関東エリアでおすすめの電力会社は東京ガスの電気です。
東京ガスが提供する電力サービスで、大手の電力会社より電気代が安くなるため、とても人気があります。東京ガスの電気は700社を越える新電力サービスの中でも電力販売量が1位と利用者も多いです。
この記事では東京ガスの電気についてメリット・デメリットや口コミ・評判をまとめています。
電力会社の乗り換えを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
東京ガスの電気とは
「東京ガスの電気」は、東京ガスが供給している新電力サービスです。主に関東圏で供給されており、東京ガスと契約していなくても利用可能です。
2016年4月から電気の小売り事業を開始し、新電力サービスの中で売上No.1となっています。
東京電力と比較して、料金が安く設定されているため、一人暮らしからファミリー層まで、幅広い家庭で電気代の節約が望めます。
東京ガスの電気の基本情報
事業者 | 東京ガス株式会社 |
供給エリア | 東京電力エリア(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、静岡県(富士川以東)) |
料金プラン | 基本プラン(一般家庭) ずっとも電気3(商店・事業所) |
セット割 | 電気とガスのセットで電気代0.5%OFF |
オール電化 | 未対応 |
初期費用 | 0円 |
解約金・違約金 | 0円 |
東京ガスの電気は、東京電力の供給エリア(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・栃木県・群馬県・茨城県・山梨県・静岡県)に対応しています。
基本料金
契約容量 | 1契約あたりの料金(税込) |
10A | 286円 |
15A | 429円 |
20A | 572円 |
30A | 858円 |
40A | 1,144円 |
50A | 1,430円 |
60A | 1,716円 |
東京ガスの電気では10Aや15Aといった低アンペアでも契約ができます。
基本料金は東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bと同じ金額になっています。
電力量料金
電力量 | 東京ガスの電気(税込) | 東京電力(税込) | 差額 |
120kWhまで | 19.78円 | 19.88円 | -0.1円 |
120kWh超300kWhまで | 25.29円 | 26.48円 | -1.19円 |
300kWh超 | 27.36円 | 30.57円 | -3.21円 |
東京ガスの電気の電力量料金は、東京電力と同じように3段階にわかれています。
東京電力と比較して、従量料金が2~5%安くなるように設定されているため、現在東京電力に契約している人は必ず電気代が安くなります。
特に300kWhを越える場合は3円以上の差があるため、電気の使用量が多い家庭ほどお得になります。
ガスと電気をまとめるとさらに安く
東京ガスのガスを契約している場合、電気とまとめて支払いができるセット割に契約すると電気代が0.5%割引となります。
たとえば、東京ガスのガスを契約中で戸建て3人世帯だと1年で1万円以上がお得になります。
基本料金 | 電力量料金 | |
東京電力エナジーパートナー 従量電灯B |
約13,700円/年 | 約99,100円/年 |
東京ガス基本プラン | 新規申し込みで3ヶ月無料 -約3,400円 |
約-6,200円/年 |
ガス・電気セット割 | 基本料金と電力料料金が-0.5% |
ただしセット契約による割引が適用されるのは電気代のみです。
ガス代には適用されないため気をつけましょう。
東京ガスの電気料金プランは安い?比較してみた
東京ガスと東京電力の電気料金プランを比較してみました。
基本料金
契約アンペア数 | 東京電力 スタンダードS |
東京ガス 基本プラン |
---|---|---|
10A | 286.00円 | 286.00円 |
15A | 429.00円 | 429.00円 |
20A | 572.00円 | 572.00円 |
30A | 858.00円 | 858.00円 |
40A | 1144.00円 | 1144.00円 |
50A | 1430.00円 | 1430.00円 |
60A | 1716.00円 | 1716.00円 |
電力量料金
電気の使用量 | 東京電力 スタンダードS |
東京ガス 基本プラン |
---|---|---|
120kWhまで | 19.88円 | 19.78円 |
120kWh超えて300kWhまで | 26.46円 | 25.29円 |
300kWh超える | 30.57円 | 27.36円 |
料金プランを比較してみると、東京ガスと東京電力は基本料金が同じに設定されているのがわかります。
しかし、電力量料金を比較してみるとすべて東京ガスのほうが安く設定されています。
東京電力と東京ガスを比較した場合、電気の使用量に関わらず東京ガスのほうが安くなります。
東京ガスの電気のメリット
東京ガスの電気のメリットについてまとめていきます。
東京ガスの電気にまとめると以下のようなメリットがあります。
ココがおすすめ
- 電気代が安くなる
- セット割が適用される
- ポイントが貯まる
- オンライン会員サービスが使える
- さまざまな支払い方法が選べる
それぞれ詳しく説明していきます。
メリット①電気代が安くなる
東京ガスの電気に契約すると、確実に東京電力よりも電気代が安くなります。
基本料金は変わりませんが、電力量料金が安く設定されているため、乗り換えることで必ず安くなるようになっています。
電気をよく使う家庭だと、かなりの差が出てくるため、検討する価値は十分にあります。
たとえば、4人家族の一般的な電気使用量(400kWh)ならば月に約550円がお得になります。さらに5人以上の家族になると月に1,000円以上節約できることもめずらしくありません。
また、一人暮らしであっても使用量によって割引されるため、若干ですが電気代が安くなります。東京ガスの電気に変えて高くなることはないため、乗り換えて損をするようなことはありません。
メリット②セット割が適用される
東京ガスで電気とガスをまとめると、セット割が適用されてさらに料金が安くなります。
東京ガスのセット割は電気代が0.5%割引となります。
具体的にシミュレーションしてみると、以下のように安くなります。
1か月のお得額 | 1年間のお得額 | |
---|---|---|
1人暮らし 月120kwh使用 |
-28円 | -336円 |
2~3人家族 月300kwh使用 |
-265円 | -3,180円 |
4~5人家族 月500kwh使用 |
-937円 | -11,244円 |
二世帯・大家族 月700kwh使用 |
-1,608円 | -19,296円 |
一人暮らしだとそこまで大きな割引にはなりませんが、大家族だと年間で20,000円近くお得になります。
ココがポイント
メリット③ポイントが貯まる
東京ガスの電気を使うと、電気代の支払いで「パッチョポイント」を貯めることができます。
パッチョポイントは東京ガスが提供する独自のポイントで、さまざまなポイントに交換できます。
電気料金1,000円あたり15ptのパッチョポイントが貯まり、1pt1円として他のポイントやオリジナルグッズと交換可能です。
交換可能なポイント
- Pontaポイント
- dポイント
- 楽天ポイント
- WAONポイント
- T-ポイント
- nanacoポイント
- エムアイポイント
- 京急グループ共通ポイント
- 京王グループ共通ポイント
おなじみのポイントが多いため、使い途がなくて困るような心配もありません。
パッチョポイントはポイントをもらった日から3年経過すると有効期限が切れてしまいます。
普通に電気を使っていれば1年間で500ptは貯まるはずなので、忘れずに交換するようにしましょう。
メリット④オンライン会員サービスが便利
東京ガスには「myTOKYOGAS」というオンライン会員サービスが用意されています。
myTOKYOGASでは以下のような機能が利用できます。
省エネアドバイス | 年4回、会員の利用状況に応じたアドバイスがもらえる |
電気使いすぎ予報 | 節電目標を超えそうなときにメールで通知してくれる |
クラシル | 有料機能が無料で使えるようになる |
ガス機器情報 | アプリでガス機器の説明書が閲覧できる |
東京ガスWEBショップ | 購入した商品の設置などのサポート |
junijuni(ジュニジュニ) | ワケあり商品が安く買える |
ガスや電気料金を管理できたり、過去の料金と比較できたりと、便利な機能がたくさんあります。
メリット⑤充実した支払い方法
東京ガスの電気では、さまざまな支払い方法が用意されています。
支払い方法
- クレジットカード
- 口座振替
- 払込書払い
- LINE Payオンライン支払い
新電力会社によっては支払い方法をクレジットカードだけに限定しているところもありますが、東京ガスの電気ではさまざまな支払い方法対応しています。
東京ガスLINE公式とmyTOKYOGASを連携させることでLINE Payオンライン支払いができるのも便利です。
ココがおすすめ
東京ガスの電気のデメリット
東京ガスの電気にはさまざまなメリットがありますが、人によってはデメリットに感じるであろう部分もあります。
デメリットと感じられる点は以下の通りです。
ココがダメ
- 利用できるエリアが限られている
- もっとも安いとは限らない
それぞれ詳しく解説していきます。
デメリット①利用できるエリアが限られている
何かとメリットが多い東京ガスの電気ですが、全国どこでも契約できるわけではありません。
対象となるエリアは東京電力が電気を供給している「東京電力エリア」だけです。
東京電力エリア
- 栃木県
- 群馬県
- 茨城県
- 埼玉県
- 千葉県東京都(島嶼地域を除く)
- 神奈川県
- 山梨県
- 静岡県(富士川以東)
もともと東京ガスの都市ガスが来ていないエリアだと、セット契約はできません。
また、セット割の対象外であっても電気だけ東京ガスにすることは可能です。
ただしその場合はセット割にならないため、さまざまな特典はつきません。
デメリット②もっとも安いとは限らない
東京ガスの電気は、東京電力よりも確実に料金が安くなります。
けれども、セット割を提供している新電力は他にもあり、場合によってはそちらのほうが安くなる可能性もあります。
2~3人家族(300kWh使用) | 4人~5人家族(500kWh使用) | |
東京電力 | 8,296円 | 14,410円 |
東京ガスの電気 | 8,029円 (-267円) |
13,473円 (-937円) |
Looopでんき | 7,920円 (-376円) |
13,200円 (-1,210円) |
リミックスでんき | 7,882円 (-414円) |
13,689円 (-721円) |
東京電力と比較すると東京ガスの電気は安いですが、さらに安くなるセット割もあります。
たとえば2~3人家族の場合はリミックスでんきのほうが安くなりますし、4~5人家族の場合はLooopでんきのほうが料金が安くなります。
東京ガスの電気はお得になるのは確かなのですが、1番安くなるとは限らないことは理解しておきましょう。
東京ガスの電気の良い口コミ・評判
東京ガスの電気の口コミで、ポジティブなもの、高評価なものをピックアップしてみた。
実際に利用している人がどのような点を評価しているのか、チェックして欲しい。
料金が安くなった口コミ
電気も東京ガスにまとめたら千数百円安くなった。
— ぱんだ (@Panda_Lv0) May 20, 2022
ちなみに我が家は東京ガスの電気です。理由は、ガス&電気使うし燃料として安定してそうだったからだけど。
月2000円位安くなったかな— えんかれ (@enkarechan) March 25, 2021
ポイントに対する口コミ
電気を東京ガスに買えたら毎月500円は割引になって半年で500ポイント貯まるのでいい感じ。ポイントはポンタとかナナコとかdポイントとかになる。電気自由化なので高い東電を使い続ける必要ナシ。
— 星野★お絵かきYouTube (@madoka_hoshino) January 30, 2019
良い口コミのまとめ
ココがおすすめ
- 前よりも電気代が安くなった
- ポイントが貯まるのが便利
- 料金がチェックしやすい
- 引っ越しの手続きが簡単だった
- オンラインサービスが使いやすい
東京ガスの電気の悪い口コミ・悪評
先に良い口コミをまとめたが、中には悪い口コミもあった。
どちらの口コミも参考になるため、ぜひ目を通してほしい。
営業の電話が迷惑という口コミ
この夕方の一番忙しい時間帯に東京ガスの電気の営業電話が携帯にかかってきた。
東京ガス「お世話になっております」
私「お世話になりません」
ガチャ。マジ、17時から寝るまで忙しいから営業電話やめて!— あやめ (@okmtaym) December 3, 2019
他社のほうが安いという口コミ
今 東京ガスが 電気の宣伝してるが もっと安くなるところいくらでもあるニャ
— ニャンちゅう♂(25年経験の無名投資家) (@nyanchu021) August 3, 2019
あまり安くならなかったという口コミ
東京ガスの電気あんま安くないのでENEOS電気にしてみようかな
— xio (@_xio) September 29, 2019
悪い口コミまとめ
ココがダメ
- 営業の電話がわずらわしい
- オール電化専用のプランが欲しい
- もっと安くなると思っていた
東京ガスの電気は安い?どんな家庭が得をするかシミュレーションで比較
東京ガスの電気に切り替えると、今よりも電気代が安くなる場合が多いです。
では実際にどのくらい安くなるのでしょうか。
世帯ごとに分けてシミュレーションしてみました。
一人暮らし
一人暮らしの場合、アンペア数が30A、電力使用量が120kWh~150kWhとして料金をシミュレーションしてみます。
東京ガスの電気 | 東京電力 | |
---|---|---|
基本料金(30A) | 858.00円 | 858.00円 |
120kWh利用の場合 | 3,232円 | 3,244円 |
150kWh利用の場合 | 3,990円 | 4,037円 |
東京電力と比較すると、東京ガスの電気のほうが0.5%~2%ほど料金が安くなることがわかりました。
ファミリー層
アンペア数が40A~60A、電力使用量が200~450kWhのファミリー層で電気料金をシミュレーションしてみました。
東京ガスの電気 | 東京電力 | |
40A | 858.00円 | 858.00円 |
50A | 1,430.00円 | 1,430.00円 |
60A | 1,716.00円 | 1,716.00円 |
200kWh利用の場合 | 3,232円 | 3,244円 |
300kWh利用の場合 | 3,990円 | 4,037円 |
450kWh利用の場合 | 50A:12,460円 60A:12,746円 |
50A:13,164円 60A:13,450円 |
600kWh利用の場合 | 50A:16,564円 60A:16,850円 |
50A:17,749円 60A:18,035円 |
東京電力と東京ガスの電気を比べると、東京ガスの電気のほうが電力使用量が安く設定されているため、使えば使うほど料金に差が出てきます。
たとえば50Aで450kWh使用した場合、東京ガスの電気は12,460円、東京電力は13,164円と704円安くなります。
60Aで600kWh使用すると東京ガスの電気が16,850円、東京電力が18,035円と1,185円も安くなります。
ココがポイント
東京ガスの電気の申込キャンペーン情報
せっかく乗り換えをするならば、よりお得なタイミングで乗り換えたいです。
そこでぜひチェックしてほしいのがキャンペーン情報です。
期間限定で行われているキャンペーンを上手く利用することで、よりお得に切り替えができます。
キャンペーン情報
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東京ガスの電気はどうやって乗り換えるの?申込方法
現在、東京電力に契約しているならば、東京ガスの電気に乗り換えることで確実に料金が安くなります。
ただそうはわかっていても「なんだか面倒くさそう……」と思ってしまう人も多いかもしれません。
実は東京ガスの電気への切り替えはとても簡単です。
すぐに完了する上、ほとんどの手続きを東京ガスの電気が行ってくれるため、すぐに切り替えることができます。
申し込み手順
申し込みは東京ガスの電気のサイトから行います。
入力項目
- 名前
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 契約中の電力会社の契約名義・お客さま番号
- 供給地点特定番号(22桁)
- 契約種別・支払先の情報
「供給地点特定番号」とは、各地域の一般送配電事業者が供給地点の契約ごとに発行している識別番号です。
電気ご使用量のお知らせ(検針票)に書かれているため、事前に確認しておきましょう。
WEBページから申し込みをすると、後の手続きは東京ガスの電気がやってくれます。
申し込みから約2週間~1ヶ月半ほどで切り替わりが完了します。正確な日時はメールで確認できます。
その間、こちらですることは特にありません。
ココがポイント
まとめ
東京ガスの電気に契約すると、東京電力に個別で契約するよりも電気料金が安くなります。また、東京ガスという大手が運営しているため、安定した電気供給が望めます。
ただし、東京電力と比較すれば料金は安くなりますが、利用状況によっては他のセット割のほうが安くなる場合もあります。現在の使用状況を振り返り、どちらのプランがお得なのか比べて見ましょう。
また、東京ガスの電気は契約できるエリアが限られています。現在、東京ガスに契約している人は問題ありませんが、関東エリア外だとほとんど対象となっていないため、気をつけましょう。
対象地域に住んでいて、電気料金を安くしたい人はぜひ切り替えを検討してみましょう。