- 一人暮らしのガス会社のおすすめは?
- 一人暮らしの電気ガスのセット契約はどこがいい?
- 関東・関西でおすすめの一人暮らし向けのガス会社は?
電気と同じようにガス会社も好きな会社を選べるようになりました。
ただ選択肢が増えた分、どこを選んだら良いのかわかりづらくなってしまったのも確かです。
特に一人暮らしの場合、よく考えないで契約すると高くついてしまうこともめずらしくありません。
この記事では一人暮らしの人に向けておすすめのガス会社を紹介しています。
また、ガス会社を選ぶポイントについてもまとめているため、ぜひ参考にしてください。
一人暮らしにおすすめのガス会社の選び方
現在、契約できるガス会社はたくさんあるため、自分にぴったりのプランを見つけるのはなかなか大変です。
一人暮らし向けのガス会社を選ぶ際は、以下のポイントをチェックしてみてください。
ポイント
- エリア
- 料金
- 解約金
- サービス
- 安全性
それぞれ詳しく解説していきます。
①ガス会社のエリア
ガス会社を選ぶ際、まず気をつけたいのが提供エリアです。
いくら魅力的なプランがあったとしても、自分が住んでいるところに対応していなければ契約できません。
ガス会社の提供しているエリアは以下の八地方に分かれています。
提供エリア
- 北海道
- 東北
- 関東
- 中部
- 近畿
- 中国
- 四国
- 九州
ガス会社によって提供エリアが異なるため、必ず最初に確認しておきましょう。
ココに注意
②ガス料金
ガス代をチェックする上で、まずガス料金がどのようにして発生してるのか知っておきましょう。
だいたいの相場がわかっていると、料金の高い・安いの判断がしやすくなります。
総務省の「家計調査」によると、一人暮らしのガス料金の平均金額は1ヶ月あたり3,000円ほどです。
自分の現在のガス代がこれを大きく上回っている場合は、ガス代が安くなる可能性が十分にあります。
ガス料金の仕組み
ガス料金は「基本料金+従量料金」で求められます。
基本料金は毎月必ずかかる料金で、従量料金は単位料金×使用量で使った分だけかかります。
地域によっても相場は異なりますが、だいたい基本料金は1,700円~1,900円、従量料金の単価は500円~600円ほどになることが多いです。
この金額よりも高い場合、他社よりもガス料金が高めに設定してある可能性があります。
③ガス契約の解約金・違約金
新しいガス会社に乗り換える場合は、解約金や違約金が発生するのかどうか確認しておきましょう。
ガス会社の中には解約するときに解約金がかかるところもあります。そういったところに契約してしまうと、なかなか他に移りづらくなってしまうため、事前に確認しておきましょう。
一般的なガス会社であれば、必ず契約書で解約金・違約金について触れているはずです。
もし契約書にそういった記載がない場合は、他のガス会社を検討したほうが無難です。
④ガス会社のサービス
料金の他によく確認しておきたいのがサポート体制です。
万が一のときにしっかり対応してくれるかどうかは必ずチェックしておきましょう。24時間サポートがあるところならば、ガス機器に不具合があった場合でも安心です。
また、お得なキャンペーンを開催しているガス会社も多いため、契約時にどういったキャンペーンがあるのか確認しておきましょう。
こういったキャンペーンを利用することで、よりお得に乗り換えることができます。
ココがポイント
⑤ガス会社の安全性
ガス会社が保安規定をしっかり守っているかどうか確認しましょう。
たとえば、プロパンガスだと4年に1回の定期点検が必要です。また、トラブルがあったときにすぐに駆けつけられる保安距離を守っているかどうかも大切です。
ガス会社によっては集中監視システムを導入しているところもあります。
集中監視システムがあると、もし家庭のガス機器に異常があった場合はすぐに感知できます。こうしたシステムが搭載されていると、安心してガスを使うことができます。
一人暮らしにおすすめのガス会社(セット契約)
都市ガスは2017年に自由化されましたが、電気よりも参入企業が少なく、選べる幅もそれほど多くはありません。
都市ガスを単体で販売する会社はごくわずかで、ほとんどが電気とガスをセットで販売しています。
そのため、ガス料金を安くするならば電気とのセット契約をするのがおすすめです。
一人暮らしだとガスの使用量も少ないため、ガス会社だけを変えてもそれほどお得にならないことが多いです。
そこでここでは電気とガスをセットで契約することでお得になる会社を紹介していきます。
関東エリア:CDエナジーダイレクト
CDエナジーダイレクトでは東京ガスの供給エリアで都市ガスを、東京電力の供給エリアで電気を販売しています。
ガス料金は東京ガスの一般的なプランよりも月100円程安く、電気代は東京電力よりも月100円安くなります。
さらに電気とガスのセット契約でどちらも0.5%オフになるセット割も用意されています。
CDエナジーダイレクトは独自の「カテエネポイント」というポイントサービスがあり、貯まったポイントは電気代などに充てることもできます。
対応エリア | 東京・神奈川・埼玉・千葉・栃木・群馬・茨城・山梨・静岡県の富士川以東 |
初期費用 | 0円 |
解約金 | 0円 |
サービス | カテエネポイント |
関西エリア:関西電力
関西電力では、大阪ガスの供給エリアで「なっトクプラン」という名称でガスを提供しています。
「なっトクプラン」では大阪ガスにくらべて月200円前後料金が安くなるように設定されているため、現在大阪ガスに契約している人だとお得になる可能性が高いです。
さらに関西電力の電気プラン「なっトクでんき」とセット契約することで、ガス代がさらに3%割引になります。
関西エリアで一人暮らしをしている場合は、関西電力がおすすめです。
対応エリア | 大阪地域・南部地域・北東部地域・兵庫地域・京滋地域 |
初期費用 | 0円 |
解約金 | 0円 |
サービス | JCBギフトカードプレゼント |
中部エリア:よかエネ
よかエネは、ガスは東邦ガスの供給エリア、電気は沖縄を除く全国で提供しています。
ガス料金は東邦ガスよりも3%安くなる設定になっており、さらに電気とガスのセット契約だと5%割引になります。
電気料金も中部電力より5%安くなるため、お得に使うことができます。
同じエリアでセット契約が行える中部電力と比べても割引率が大きいため、中部地方に住んでいる人におすすめです。
対応エリア | 東京ガス・大阪ガス・東邦ガス管轄内 |
初期費用 | 0円 |
解約金 | 0円 |
サービス | よかエネクーポン |
その他のエリア
他のエリアで一人暮らしでもガス料金が安くなるのは以下の通りです。
エリア | 会社 | 割引率 | 条件 |
北海道 | 北海道電力 | 北ガスの5%オフ | 北海道電力とのセット契約 |
北陸 | 福井都市ガス | 毎月200円~500円割引 | 北陸電力とのセット契約 |
九州 | 九州電力 | 毎月100円~400円割引 | 九州電力とのセット契約 |
一人暮らしにおすすめのガス会社(ガス単体)
一人暮らしの場合、電気とガスをまとめたほうが料金がお得になることが多いです。
ただし、東京エリアではガスだけで契約してもガス代が安くなるところがいくつかあります。
レモンガス
関東エリアでガス料金が安いのはレモンガスです。
レモンガスは都市ガスとプロパンガス(LPガス)の両方を提供しているガス会社で、東京都・神奈川県・埼玉県といった関東エリアに都市ガスを提供しています。
東京ガスから乗り換えることで、年間1,000円~3,000円ほどガス料金を節約することができます。
レモンガスは基本料金が安いため、ガスをあまり使わない一人暮らしでもお得になります。
さらに全員が対象となる1万円の割引特典キャンペーンを利用すれば、実質月額料金の2~3ヶ月分が無料になります。
ENEOS都市ガス
ENEOS都市ガスは東京ガスよりも料金が100円~150円ほど安くなります。
ENEOSでは電気も提供しているのですが、セット契約による割引はありません。そのため、ガスだけで契約しても東京ガスよりもガス代が安くなります。
ENEOSカードやシナジーカードでガス台を支払うと割引になったり、Tカードなどで支払うとポイントが貯まったりと特典もあるため、よりお得にガスを使うことができます。
ココがポイント
一人暮らしでガス会社を選ぶ際の注意
料金が安くなるなど、さまざまなメリットがあるガス会社の乗り換えですが、いくつか注意点もあります。
新しく契約する前に必ず目を通しておいてください。
物件によってはガスが変えられないことも
住んでいるアパートやマンションによっては自由に電気やガスが選べないこともあります。
大家さんや管理会社によって電気・ガスが指定されている場合もあるため、事前に確認してみましょう。
また、都市ガスではなく、LPガスの物件も乗り換えられないことが多いです。
電気代ほどの節約にはならない
電気代と比較すると、一人暮らしのガス料金はそこまでかかりません。そのため、乗り換えてもそれほど節約にはならないこともあります。
電気代の場合は月に500円~1,000円ほど安くなることもありますが、ガス台の場合は100円200円といったことも多いです。
一般的にガスの使用量は電気の使用量よりも少ないため、節約できる金額にも限度があります。
電気とガスのセット契約すると、さらにお得になることも多いため、対応しているエリアならばセット契約も検討してみましょう。
場合によって高くなることも
プランによっては現在のガス料金よりも高くなってしまう可能性もあります。
たとえば東京ガスの「ずっともガス」だと使用量が少ないと単価が高くなるため、割高になってしまいます。同様にLOOOPガスはガスの単価が安い代わりに基本料金が高くなっているため、一人暮らしだとガス代が上がってしまう恐れがあります。
ココがポイント
乗り換える前に、現在自分がどのくらいガスを使っているかをよく確認しておきましょう。
ガス会社を切り替える手順
ガス会社を切り替える手順は以下の通りです。
手順
- ガスの検針票を用意する
- ガス会社に連絡して切り替えを申し込む
- ガス会社と変更日の日程を調整する
- 旧ガス会社の解約を行う
- 切り替え完了
まず現在の契約内容を確認するためにガスの検針票を準備しましょう。
次に新しいガス会社に連絡して、見積もりを出してもらいます。見積もり内容に納得がいったならば契約を申し込みます。
変更日が決まったならば、現在使っているガス会社に解約の手続きを行いましょう。
ココがポイント
まとめ
一人暮らしにおすすめのガス会社はいくつかありますが、現在の契約内容によっては割高になってしまうこともあります。現在の状況をよく確認して、それでもお得になるとわかったら乗り換えるようにしましょう。
ガス料金だけだとそれほど割引にならないため、電気とガスのセット契約で乗り換えるのがおすすめです。
そうすることでガス代も電気代も安くなるため、光熱費を抑えることができます。
ただし、エリアによってはセット契約を行っていないこともあるため、事前によく確認しておきましょう。